メトロアプリケーション JavaScript ディレクティブ プロローグ
C#,VBなどを開発してきた人には、Windows 8/JavaScripttコードのいくつかは読みづらいのではないでしょうか。
(function(){ "use strict"; })();
まず、"use strict";ですが、ディレクティブ プロローグと呼ばれ、暗黙的に宣言された変数を宣言することはできません。グローバルスコープで宣言するとグローバルでチェック、関数内であれば、関数内でのチェックとなります。
実際にメトロで未宣言の変数を利用すると
0x800a13b2 - JavaScript 実行時エラー: strict モードで、変数が未定義のままです。
この宣言の定義は、ECMAScript 5準拠ということなのでが、ブラウザでの対応も気になる方は下記を確認ください。
表では,IE10は対応していないように見えます??
http://kangax.github.com/es5-compat-table/
もちろんECMAScript 5以前では、文字列として判断されます。
ListViewの定義
WinRTでjavascirptから、UIコントロールを利用する際は、data-win-control属性を付け下記のように宣言します。
<div id="listview" data-win-control="WinJS.UI.ListView"></div>
宣言しますが、この時点では単なるDivタグです。
DOMがロードされアクティベートする際に、
WinJS.UI.processAll();
をコールするとdata-win-control属性を検索し、実際にUIコントロールをインスタンス化しています。
このあたりが、javascriptとWinRTの混ぜ方なので、理解すると先に進めやすいと思います。
Store
メトロスタイルのアプリケーションは、Storeからインストールする事ができます。
ストアのタイルをクリックすると、フリップして
既にインストールされているアプリケーションの更新は、右上の更新プログラム(4)のリンクをクリックすると更新することができます。
また、少しわかりづらいかも知れませんが、上部にあるカテゴリ名はクリック可能になっています。もちろんクリックすると、選択したカテゴリのアプリケーションの一覧を取得することができます。
サイト内の検索は、チャームから検索することができます。
各アプリケーションの検索は、チャームから検索するのが一般的となりそうです。
このストアは、メトロアプリケーションの一般的なスタイルを学習する上で非常にわかり易い例だと思います。
Visual Studio11のGridアプリケーションのテンプレートも同様な構成になっていますので、実装例として参考になります。
The New Windows
昨年10月米国Buildで発表がありました"Windows 8"ですが、米国時間2/29日にCustomer Previewがダウンロード可能になりました。
弊社でも昨年からWindows 8への取り組みを開始し、社内トレーニングをしてきました。
現在は、JavaScirptベースの確認を行っていますが、プロジェクト構造、ライブラリの参照形式、ナビゲーションの構造、コントロールの修正など多くの修正が加えられています、方向性としては、以前の構成はかなり複雑で理解するに時間がかかり過ぎたのと、冗長な構成がいたるところにあったのですが、改善というより隠ぺい化したといった印象です。
まずは、仮想マシンにでもインストールして試してみてはいかがでしょうか。
従来のWindowsラインの進化+タッチスタイルのWindowsレス(フルスクリーン)のハイブリッドなOSといった方がわかり易いでしょうか。
十分にWindowsとしても進化していますし、タッチ型への挑戦もしているマイクロソフトへの期待は大きいです。
弊社でも全面的にコンサルテーションの対応をしていくつもりです。
どのようなアプリケーションが出てくるか、楽しみですね。
近況
ご無沙汰しております、昨年はかなり体調を崩しまして、たくさんの方にご迷惑をおかけいたしました。
今年の最初のトピックとしてましては、2012年4月の中旬、会社の移転を予定しています。
今のビルに引っ越して6年くらい経ちますので、そろそろ引っ越そうと考えておりましたが、ちょうど近くにいい物件がありましたので、会社のみんなと相談して決めました。
今年も新しいことに挑戦、これまでの取り組みの継続(ソフトウェアファクトリ関連)に時間を割きたいと考えています。
ソフトウェアファクトリに関しては、4回目の挑戦となりますが、久しぶりに松本先生ともディスカッションを重ねて詰めたいと考えています。
よろしくお願いします。
森屋英治
今年ももうすぐおしまい
企業にとっても、社会にとっても、変革、急激な景気の低迷と非常に厳しい一年となりました。私自身も非常に厳しい一年でした。
再度、志をもう一度見つめ直し、技術、会社運営を進めていきたいと考えております。